普段、スーパーや飲食店で見かける魚たちは、水揚げされた全体の約60～70％程度にしかすぎません。
海洋資源の枯渇が問題となっている中で、残りの約30～40％はどこに出回っているのか。
実は、市場には出回らずに産地でのみ消費をされる場合や、時には廃棄されている場合もあります。

そして、市場に出回らない大半の理由が
“獲れすぎた”“サイズが揃っていない”“知名度が低い”など私たち消費者側の都合でした。
また、以前の食卓では出汁取り用で重要視されていた「魚のアラや骨」と言った非可食部は、
家庭ゴミの問題で、産地で処理をして市場に出すケースが増えています。

本協議会ではそういった食材を積極活用することが「持続可能な水産業」に繋がると考え、
これまでとは違った形での流通方法を模索し、“粉末”利用にたどり着きました。

健康や食育を理由に魚を食べたいけど、面倒だ、手間がかかる、捌けない・・・。
そういった方たちに、天然魚がもつ栄養素を手軽に届けるため、
利用できずに余っていた魚や廃材を、粉末状にしてお届けします。